FEATURE 29

多様性とデジタルトランスフォーム

2021年春夏コレクションは、10代~50代と幅広い年齢層の男女計10名をキャスティングしビジュアルを制作しました。
いろいろなキャラクターそれぞれにバックグラウンドがあり個性があります。
今回もスタイリングは(長谷川)昭雄くんにお願いし、洋服を端正に着こなすプロより、着る人それぞれの個性や背景が滲み出るようなスタイルが、DESCENDANTの目指す多様性なんじゃないかなって。
いろんな人が思い思いに個性を活かして着てこそのDESCENDANTだろう、と。
ファッションのジャンルやカテゴリーに縛られず、DESCENDANTというブランドの理念や背景に価値を見出してくれた人たちにブランドは支えられています。
お父さんもお母さんも息子も娘も、いろんな属性の人たちを通したDESCENDANTがDESCENDANTであるべきだろうと結論しました。

また今季からウェブのコンテンツを充実させていく意向です。
これまでの商品カタログを主体としたショップ空間やFeatureのようなテキストベースの特集に加えて、ビデオを活用した新たなコンテンツの制作も予定しています。
更にDESCENDANTにおけるデジタルトランスフォーメーションの一環として、限られた部数の印刷されたオフラインのカタログから、ページや部数に制限のないデジタルベースのオンラインカタログへ、徐々に軸足を移し始めた背景にニューノーマルという現状がなければ、未だ変わることに躊躇していたかもしれません。
もともとカタログの制作はブランドの表現の場であり、自分たちでエディトリアルしながら試行錯誤を繰り返し、ブランドの認知度を上げて拡散するための大事な手段として無料で配布してきましたが、今後はオンラインのプラットフォームを駆使して広報活動する方が、原材料であるパルプの減産にも繋がり、森林を保護する観点からも時代のニーズに即していると考えています。
ニューノーマルの今、ようやく整備されたネット環境とノウハウがある今だからこそ、新たなことを始めるのにふさわしい時期だと思います。