FEATURE 140

アメリカの遊び道具。

記憶では、1984年のロサンゼルス・オリンピックのマスコットキャラクターのヨーヨーが、最初のヨーヨーとの出会いだったような気がします。オリンピックの公式グッズで、渋谷にもヨーヨーチャンピオンなる外国人が来て、デモをやっていたのは懐かしい思い出です。

DESCENDANTにはキッドベアリングというキャラクターがいるのですが、ヨーヨーもベアリングで回りますし、ちょっと掛け合わせてみたらどうだろうと思い立ち、今回のリリースにいたりました。今日は一緒につくっていただいた、ヨーヨー世界チャンピオン(2004年~2006年、2012年)の鈴木裕之さん(下写真奥右)と、同じく世界チャンピオン(2008年、2010年~2014年、2016年)の松浦豪さん(下写真奥左)が遊びに来てくれました。

ヨーヨーをはじめたきっかけって何だったんですか? 小学3年生のときにはじめたのですが、その頃は同級生はみんなやっていましたし、ハワイのサーファーの人たちが波待ちのときにヨーヨーをやっていたんですけど、そういうのも格好いいなって思えたんです。(鈴木さん)

僕は小学1年生のときに、たまたまテレビでやっていた世界チャンピオンの技に釘づけになって、すぐに買ってもらってはじめました。学校から帰ってきたらDVD観て、練習してってずっとやっていましたね。(松浦さん)

ずっとつづけている魅力ってどんなところなんですか? トリックがひとつずつできていく感覚が面白くて。クラブなどで大会も行われていて、音楽に合わせてパフォーマンスするのも楽しいんです。いまでは、ヨーヨー自体もつくっていて、一緒につくらせていただいたこのヨーヨーの設計もやらせてもらいました。ヨーヨーの外周に重さをのせるような形にすることで、遠心力がかかり、長く回るようになるんです。(鈴木さん)

新しい技ができるようになるのも、生み出すのも楽しいです。名前がまだついていない技もたくさんあるんです。100回やって、ようやく1回成功するような技もありますね。(松浦さん)

あと、コーヒー淹れるときなんですけど、お湯を沸かしている間によくやっていますね(笑)。(鈴木さん)

たしかに、テレビ観ながらとか、立ってずっとやっています。(松浦さん)
競技としてはもちろん、ヨーヨー自体にコレクタブルな部分もあるんですか?ヴィンテージの洋服みたいなところもありますね。アメリカに行ったときなどは、つい古いおもちゃ屋は覗いてしまいます。(鈴木さん)

オリンピックごとにブームになると聞いたことはあります。(松浦さん)

ビデオゲームではなくて、なぜ、こういったアナログな遊び道具にこだわるのですか? 手にしたときの手触りとか質感がいいんですよね。そういった意味では、一緒につくらせていただいたダイスもやっぱり触り心地がよくて、一度はじめるとずっとやりつづけてしまうんです。アメリカと違って日本だと、子どもたちがダイスで遊ぶ文化がこれまでありませんでしたが、トランプやジェンガみたいな感じで気軽に遊んでもらえたらって思います。(鈴木さん)

ダイスは日本だとあまりポピュラーな遊びではない分、ダイスのやり方をわかっているのがそもそも格好いいなって思います。 ルールがわかると面白いですよね。やりはじめるまでは少し億劫かもしれませんが、テクニックというよりは、運が多分に関係するゲームですので、フラットに楽しめるのもいいところです。簡単なところでまずは、「ギブ&テイク」というゲームを知っておくとすごく盛り上がると思います。(鈴木さん) 以前、娘の学校のイベントでもダイスゲームがかなり盛り上がっていて驚きました。家族でダイスゲームというのもいいものですね。

西山徹

KEEP ROLLING 57mm Classic Yo-Yo TYPE-XとREPDIGIT 16mm DICE SETは、3月13日(木)よりDESCENDANT取り扱いの各店舗にて発売いたします。

KEEP ROLLING 57mm Classic Yo-Yo TYPE-X COLOR: GLOW IN THE DARKPRICE: 3,850YEN (Tax Inc.)
REPDIGIT 16mm DICE SET COLOR: TEALPRICE: 6,050YEN (Tax Inc.)
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