FEATURE 25

DIRECTOR'S CUT #1

現シーズン、2020AWコレクションを迎えるにあたり、
DESCENDANTではワークウェアの概念を再認識することからスタートしました。
所謂ワークウェアの定番である、デニム、ツイル、ダック、コーデュラを主な素材として使用し、
これまでもラインで展開してきた、Descendant Work Uniformを意味するDWUシリーズ、
オリジナルのシルエットを揃えた新型のデニムライン等、ワークウェアのDNAを広義で捉えたアイテムが
コレクションを形成しています。

202BRDS-SHM03 DWU FATIGUE SHIRT
/ 202WVDS-PTM01 1993 STRAIGHT JEANS

なかでも、90年代のストリートカルチャーを背景にストレート及びバギータイプのニューモデルが計5型、
これまでになく充実したバリエーションを展開しているのがDESCENDANTのデニムラインです。
日本では古くからデニムの経年変化を楽しむ土壌があり、90年代には既にヴィンテージデニムの市場も確立、履き込むほどにアタリやダメージで表情の変わる、自分だけのデニムを育てる価値観を共有していました。
色褪せたインディゴの美しさは勿論、ディテールの新旧の違いによる希少性が尊ばれた時代を経て、
セルビッジデニムの特徴的な歪み(ねじれ)を受け入れた1993 STRAIGHT JEANS。
かたや90年代を席巻したユースカルチャー由来のビックシルエットを彷彿させる1995 BAGGY JEANS。
いずれもデニムというベーシックな素材は同じでも、
それぞれが由来するバックボーンにはDESCENDANTならではのユニークなコンセプトが存在します。

202TQDS-SHM04 D-61M UTILITY SHIRT
/ 202TQDS-PTM03 DC-3 TUCK TROUSERS

ワンウォッシュすることで濃紺のデニムの表面に白い綿糸の靄が掛かったようなコンディションを理想とした1993 STRAIGHT JEANSは、チューブソックスに黒革のローファーやタッセルローファーをコーディネイト。一方、ミリタリーウェアに由来するディテールが特徴のDescendant Work UniformことDWUシリーズより、DESCENDANTこだわりの染色加工であるピグメントダイ仕上げのコットンツイルを共有し、前身頃の上下左右と両袖にポケットを配置したDWU TWILL JACKET、並びに存在感のあるカーゴポケットとベルクロ留めのストラップを裾口に備えたDWU TWILL TROUSERSのセットアップ。
ディレクターが愛してやまないファティーグをベースにDESCENDANTならではのスタンダードを追求しました。

202WVDS-JKM02 DWU TWILL JACKET
/ 202ATDS-CSM18 TURTOISE MOCK NECK LS

ピグメントダイに代表される後染め加工の入ったアイテムは、先染めのソリッドなアイテムと相性が良く、
モックネックのTURTOISE LSをインナーに最もナローなシルエットのDIN-4を合わせたDWU TWILL JACKET、並びに、ワイドシルエットのCETUS LSをコーディネイトしたDWU TWILL TROUSERSを紹介します。

202ATDS-CSM17 CETUS JERSEY LS
/ 202WVDS-PTM05 DWU TWILL TROUSERS

ディレクターの日常を切り取った『DIRECTOR'S CUT』……第2回へ続きます。

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