FEATURE 138

SEASON’S GREETINGS 2025 Spring / Summer COLLECTION

FEATURE 138

SEASON’S GREETINGS 2025 Spring / Summer COLLECTION

まだ肌寒さは残りますが、春のきざしを少し感じるようになりました。

今回は、DESCENDANT HIROSHIMAから、2025 Spring & Summerコレクションのはじまりをお届けいたします。

これからはじまるシーズンのものには、Dickiesと一緒につくったワークジャケットやワークパンツ、それからデニムのランチジャケット、ナイロンタッサーのマウンテンパーカなど、僕たちにとっては普段から着ているスタンダードなものが並んでいきます。

つくっているのは、服が好きで、カルチャーが好きで、そこを掘ってきた人たちです。そこに共感をもってもらえるのであれば、それは嬉しいですし、そうでなくても、その服にまとう、ある時代を生きた人間の匂いを感じ、自分らしい生き方の一部にしてもらえたらと思います。

新しい気持ちになれるのが春という季節です。
もう少し時間が経つと、あたたかくなってきて、気持ちも外向きになっていくのだと思います。バック・トゥ・スクールのシーズンでもあり、身の回りのものを新調する季節でもあります。

DESCENDANTの服は、いわゆる世の中のスタンダードな服とは、育ちの違うスタンダードです。僕たちが好きだったカルチャーの匂いが服に香ります。それは、たとえば、2サイズ大きいものを選んでいたデニムジャケットや、90年代のアメリカの学生が着ていたようなボーダーカットソー、グラフィックでアイデンティティを示していたスウェットフーディーなどがそうかもしれません。

なんとなく、あれ欲しいなで、思い出してもらえるようなもの。 育ちは異なりますが、DESCENDANTもそんなスタンダードになれるといいなって思います。

西山徹

Information
POPEYE
2月9日発売の雑誌『POPEYE』にDESCENDANT 2025 Spring & Summerの特集ページが掲載されています。

No.935
特集「部屋作りのマイルール。」
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