FEATURE 143

カットスタンドとTシャツ。 DESCENDANT 2025 Spring Additionals Collection

FEATURE 143

カットスタンドとTシャツ。 DESCENDANT 2025 Spring
Additionals Collection

祐天寺にある Guru’s Cut&Stand がオープンしたのは 2009 年で、クーピー(久保勝也さん)とはそのくらいからのお付き合い。当初からクーピーもスタッフもみんなスケーターで、カルチャーがあって、いい店だなあと思ったのを憶えています。

身だしなみを整えるヘアサロンっていろんな方が出入りします。性別も年齢も職業も人種も越えて集う場所。文化が交差し、行き来するから気がいいですよね。そして、キレイさっぱりって、気持ちいい。奥さんのヨシコも元気かな。昔は撮影でヘアメイクを担当してもらったりしましたね。

「プッシュしてきたり、自転車に乗ってきたり、10時半になるとみんな出勤してきて、掃除からはじめます。早い人は9時半くらいから来て、朝の時間を過ごしています。今はスタイリストが5人とアシスタントが2人で、7人でやっています。気づけばもう15年以上経ちましたが、最近オープン以来、初めて外壁を塗り直しました。あと、知り合いからバーバーチェアも譲ってもらい、新しくなったのが小さなニュースです(笑)。

徹さんは2009年のオープンの日も来てくれました。2014年のDESCENDANTのカタログにも出させてもらったのもいい思い出です。僕のDESCENDANTのイメージは、海を感じて、オーセンティックなんだけど、少しギミックがあって、年をとるほどに着やすくなる。

Tシャツはボディがしっかりしていて、生地はシャリシャリした感じがあって、クオリティもまるで違うなと。一方で、グラフィックはポップで、一目でDESCENDANTとすぐにわかる。今回のものも、ベアリングモチーフがあったり、海のモチーフがあったり、いつものクジラが入っていたり。

Guru’sをはじめる前にロンドンに行ったんです。ロンドンのバーバーでは、50代、60代の人が、20代、30代のような働き方をしていて、その現役感がとにかく格好よかった。それまでは、50歳になったら経営に専念して、店舗展開も考えたりしていたのですが、まるっきりマインドが変わって帰ってきて、結果、今の状況で、僕も日々お店に出てカットしています。スケートして、髪切って、人のヘアスタイルをつくるのが僕の自己表現。商売だけど、趣味のひとつみたいなものでもある。10年以上かかって、心から髪の毛を切るのが好きだと言えるようになりましたね」(久保さん)

西山徹

※価格は全て税込価格です。
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