FEATURE 161
SEASON’S GREETINGS 2026 Spring / Summer COLLECTIONFEATURE 161
SEASON’S GREETINGS 2026 Spring / Summer COLLECTION「DEN」(Descendant Tokyoの奥座敷)でDESCENDANTの古いものを手に取って見ていると、それがたとえば10年前のものだとしても、アイテム自体が普遍性のあるスタンダードなものだから、今の生活にもいい具合に馴染むのだろうなとふと思ったりします。

今季のコレクションも、つくるものはこれまでとそれほど変わりませんが、時代で、気分で、細かいところは変わっていて、シャツなら開襟という昭和時代の紳士服のスタイルのものをつくってみたり、生地にも徳島阿波地方由来のしじら織を使ってみたり、Tシャツのグラフィックには青々しい三浦野菜が入っていたり。
‘80年代の頃から、アメリカのプロパガンダで育ったジェネレーションXとしては、その機微が2020年代にようやくわかってきて、程よくほどけてきたところなのだろうと感じています。

遊ぶ。食べる。土をいじる。海に出る。
春が訪れる頃には、内向きだった気持ちや体も外へと向き始めます。そんな、自然の中で得られる体験は、自分たちに新たなインスピレーションを与え、ふだんの生活への活力にもなるのだという気づきも得ました。

Lifist。
DESCENDANTをつくるきっかけとなったような言葉(造語)があります。
生活術の達人は、仕事と遊び、労働と余暇、心と身体、教育と娯楽に対して、はっきりとした線引きはしていません。自身にとっては、常に両方をしているふうに感じているのだと思います。
自然でも街でも、遊んでいるなかで、いいあんばいで着られるもの。そういった時間を大切にする人たちに寄り添えるブランドでありたいなと思う、今日この頃です。

西山徹

