FEATURE 147

Tシャツとオハナ。 DESCENDANT 2025 Summer Additionals Collection

FEATURE 147

Tシャツとオハナ。 DESCENDANT 2025 Summer
Additionals Collection

ハワイ語で「オハナ」とは、「家族」という意味を持ちます。ただ、家族というだけでなく、「家族の絆」を表すものでもあると言われています。強い絆でつながった、もっと大きな意味での家族や共同体、仲間のことだと、ハワイを訪れ、ローカルの友人たちと時間をともにすることで、少しずつですが感じ取れるようになってきました。

僕のいとこのショーンは、ハワイ生まれ、ハワイ育ちで、幼馴染や同級生、元同僚などが今もたくさんハワイで暮らしています。その仲間たちは大人になり、それぞれが自分の家族を持ち、ハワイアン特有のオハナの精神をまた次の世代へとつなげています。

当時ショーンが住んでいた家の前で。彼女たちは今も近所に住んでいます。

ショーンの幼馴染、Caraと彼女のファミリーです。彼女の両親にはショーンも含めキャンプやビーチ、バーベキューとたくさん連れていってもらったそうです。10歳の頃にショーンは一度ハワイを離れていますが、それからずっと変わらずに関係は続いています。 ちなみに、お父さんの足元は昔からハワイローカルの丈夫なサンダルSCOTT一択なんだそうです。(ローカルは“サンダル”ではなく“スリッパ”と呼びます。)

ハワイを訪れたら必ず行くのが、ワイキキから車で15分ほどのところにあるカイムキというローカルタウンです。 家族経営の小さなレストランや個人商店が集まっている地域なのですが、ここでWorking Class Tattooというタトゥースタジオを営むのが、ショーンとは20代前半の頃からの友だちのスティーブです。

ショーンが約25年前にAla Moana Centerのショップでマネージャーをしていた頃に、スティーブは隣の店で働いており、のちに当時ショーンがマネージしていたお店に入り一緒に働いていたそうです。 その後、スティーブはサンフランシスコへ引っ越し、タトゥーに興味を持ったので、タトゥーアーティストになるために弟子入りします。 「最初、タトゥーを彫ることは難しそうで、マジックみたいに思えたんだ。自分で自分の足に彫ることで針が肌に入っていく感覚を試し、腕は憧れのアーティストに彫ってもらうことで、その技を直接見て学んだよ」と。ふたりの足のくるぶしの下には、お互いで彫り合ったというスターの模様が入っていました。 この日はキュートなスティーブの娘たちもスタジオに遊びに来てくれました。

今回のハワイの旅では、FITTEDというブランドの共同創設者でクリエイティブディレクターのケオラのオフィスや、彼が運営を手伝うファームにも遊びに行ってきました。 ハワイを訪れれば必ず会うひとりがケオラです。 ケオラはまた別の機会でご紹介できればと思いますが、そんな彼をプロダクションやデザインなどの部分で支えるジャレッドや、思春期真っ只中の娘のバンクシーとも会うことができました。

ケオラの娘のバンクシーはハワイ語も勉強しているそうです。サーフィンもしていて、今度、福岡で開催されるハワイフェスティバルにパフォーミングアートグループの一員として彼女の学校と伝統を伝えるべく訪れると話してくれました。

西山徹

※価格は全て税込価格です。
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