FEATURE 150

古いものをおすそわけ。 THINC PROJECT 2025 LATE SUMMER

FEATURE 150

古いものをおすそわけ。 THINC PROJECT 2025 LATE SUMMER

ちょうど4年前にTHINC PROJECTは始まりました。

おぼろげだった環境への思考やものづくりのアプローチなどをとおして、自分たちがこのプロジェクトにおいてどんな役割を果たせるのか? というものが、回を重ねるごとに明確になりつつあります。

THINC PROJECTは決していらないものを売るわけではなく、出したかったけど出せなかったアイテムなどを再編集して、自分たちなりの新しい価値観や役割を与え、おすそわけするプロジェクトです。

過去には、海上での役割を終えたセイルの生地をパッチに使った古いフーディーや、製品サンプルからデニムだけを選び、解体したものをつなぎ合わせファブリックとしたソファーやラグ、カットソーを裁断してグラフィックを生かし、パッチワークしたクッションをつくってみたりと、もう一度手を加えて、アップサイクルなコレクションを展開してきました。

今回は、過去のサンプルから季節にあったカットソーを選び、すべてブラックとオリーブカラーでピグメントダイしたものをつくりました。サイズはMとLのゴールデンサイズがメインで、Sも少々。それから、レギュラーのTHINC PROJECTのものもご用意しています。

Descendant Tokyoでは奥座敷「Den」でのポップアップになります。

その昔、よく通っていたインテリアショップでは、店の什器や古いものなどにもプライスタグがついていて、なかなか買うことはなかったけど、見ているだけで楽しかったなという記憶が残っています。なので、長くお店で使ってきたハンガーやハンガーラックも買えるように。(ハンガーとハンガーラックはDescendant Tokyoだけでの販売になります。すみません)

古くなったジャケットハンガー、シャツハンガー、パンツハンガーも販売します。

「東急ハンズが大好きで、学校が終われば古着屋とレコード屋とセットで回っていました。特にDIYのフロアは色々な素材があって細々と買っていたものです。そこで見つけた染色材は後にこのような企画として活かされています。当時は白ボディのRAT FINKのTシャツを染めてみたことを記憶しています。出来上がりが楽しみすぎて、漬け時間も待てず、でき上がったものは、今でいうピグメントダイのような仕上がりでした」

今回のTHINC PROJECTのピグメントダイのアイテムにつくコメントタグには、こんな文言を入れてみました。

西山徹

今夏のTHINC PROJECTは2025年8月23日(土)より、Descendant Tokyo「Den」、DESCENDANT KYOTO、DESCENDANT HIROSHIMAにて発売いたします。「Den」としては2回目のポップアップとなります。なくなり次第終了となりますので、あらかじめご了承ください。

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