DESCENDANT

DESCENDANTにはDWU（DESCENDANT WORK UNIFORM）というワークウェアカテゴリーで展開されるシリーズがあるのですが、この春は、そんなDWUをワークウェアが本業のDickies®と一緒につくりました。

ジャケットはDESCENDANTの定番「Tee」のパターンをベースに、Dickies®の生地やパーツでつくり込みました。襟はドッグイヤーカラーにしていて、スポーツウェアと作業着の間くらいの雰囲気で着ることができると思います。

パンツはオールド・ディッキーズの仕様をベースに、「874」の普遍的なシルエットをそのまま生かしてつくりました。古いものは、股下にマチがつき、ウエストは縫い代で広げられ、腰裏には「874」の品番の刻印が入っていなかったりするのですが、そういったところまで再現してみました。

生地はポリエステル65%、コットン35%のDickies®といえばのTCツイルを使っています。このコシ感、脱脂感というのは、同じ混率でもなかなか表現できないワークウェアブランドならではの素材感だと思います。

昔は、パンツに入るセンタークリースがアダルトな感じがして苦手でしたが、今となっては逆にちょうどいい頃合いとなりましたね（笑）。

細かいところですが、ルックを見てもらえばわかるように、パンツの左後ろポケットの上には、付いていたフラッシャーを外し、白いステッチが残ったような仕様にしています。ベルトはG.I.ベルトと90年代の頃は決まっていましたが、Dickies®のベルトループの幅にもちょうどピッタリ通せます。

やっぱりワークウェアというのは、道具のような存在感がありますよね。今回は全部で4色つくっています。好きな色を選んで、ぜひ自分なりの着方を見つけてみてください。

西山徹

Dickies

ディッキーズ｜1922年アメリカのテキサス州にての設立され、ディッキーズは、労働者のニーズに合わせ様々な工夫が施された作業服を形にしてきました。
VFコーポレーションのブランドであるディッキーズは、仕事や独自のスタイルを伝統的な世界からインスピレーションを得て、世界中の人々を代表するブランドへと成長しました。
始まりは小さな作業服の会社からはじまったものが世界的にも影響力のある会社に成長し、新たに解釈された象徴的なスタイルと長持ちする工夫を提供することを約することで、文化的ムーブメントを創り出すことで、今では約100年もの間続き、100ヵ国以上で愛用されるブランドになりました。
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